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男の肌に乳液は必要?|“ベタつくからいらない”は大間違い
「乳液って女性が使うものじゃないの?」
「男は皮脂が多いし、ベタつくからいらないでしょ」
そんな声をよく聞きます。でも実はそれ、かなりの誤解です。
男性の肌は“乾燥しやすい”のが前提
一見すると皮脂でテカリやすい男性の肌ですが、実際には水分量が少ない傾向があります。
皮脂は多いのに水分が足りていない状態、いわゆるインナードライです。これが続くと次のような肌トラブルが起こりやすくなります。
- テカリやすいのに、肌がつっぱる
- 肌表面はベタつくのに、内部は乾燥している
- ニキビや赤み、粉ふきが出やすい
皮脂が多いからといって肌が潤っているわけではなく、むしろ乾燥をカバーしようとして過剰に皮脂が出ている状態だといえます。
化粧水だけでは不十分。すぐに蒸発してしまう
「化粧水は使ってるけど、乳液は使ってない」
これは男性に多いスキンケアのやり方ですが、かなりもったいないです。
化粧水には水分がたっぷり含まれていますが、油分がないとすぐ蒸発してしまいます。しかもその際、肌内部の水分まで一緒に奪われてしまうことも。
乳液は、肌に与えた水分をしっかり閉じ込めるフタの役割を果たします。
「化粧水だけ」で終わると、むしろ乾燥が進んでしまう可能性もあるんです。
ベタつくからいらない、は昔の話
かつての乳液は確かにベタつくものが多く、男性から敬遠されがちでした。
でも今の薬局乳液は、使い心地が大きく進化しています。
- 軽いテクスチャで伸びがいい
- 肌になじみやすい処方
- ベタつかずサラッと仕上がる
- 香り控えめまたは無香料
「乳液=ベタベタする」という印象を持っている人ほど、今の薬局乳液の進化に驚くはずです。
基本は夜。乳液は“清潔感を育てるナイトルーティン”
乳液を使うタイミングとして基本になるのは、夜です。
肌は寝ている間に再生や修復を行います。その時間帯にしっかり保湿されているかどうかが、翌朝の肌状態を左右します。
乾燥したまま寝るとバリア機能が低下し、赤みや肌荒れにつながる原因にも。
夜に乳液を使うことで、寝ている間に肌が回復しやすい状態になります。
朝に乳液を使いたい人は「朝用UV乳液」を
「朝は何を使えばいいの?」と迷う方には、日焼け止め効果のある朝用乳液がおすすめです。
- 紫外線カット機能つき
- ベタつかずメイク崩れしにくい処方
- スキンケアとUV対策が一度にできる
詳しくは、こちらの関連記事で紹介しています。
化粧水とのセット使いが効果的
乳液は、化粧水と一緒に使うことで保湿力が高まります。
水分を入れてから、それを閉じ込める。これがスキンケアの基本的な考え方です。
薬局で手に入る使いやすい化粧水もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
●イハダ 薬用エマルジョン
●キュレル 乳液
●エリクシール バランシングミルク
乳液選びの前に知っておきたい3つのポイント
薬局に行くと乳液がずらっと並んでいて、何を基準に選べばいいのか迷いますよね。
しっとり・さっぱり・敏感肌用…いろいろあるけど、自分に合うかどうかまでは分からない。
そこでここでは、失敗しないための乳液選びのポイントを3つに絞って解説します。
1. 肌質に合ったタイプを選ぶ
まず大切なのは、自分の肌質を把握することです。
どれだけ人気の商品でも、自分の肌に合わなければ意味がありません。
以下の特徴に当てはまる人は、それぞれの肌タイプを意識して乳液を選んでください。
乾燥肌
- 肌がつっぱる
- 粉をふきやすい
- 化粧水の後すぐに乾燥を感じる
→ 油分多めで保湿力が高い「しっとりタイプ」や、セラミド配合の乳液が向いています。
脂性肌(オイリー肌)
- 額や鼻のテカリが気になる
- ベタつきやすくニキビができやすい
- 保湿すると肌が重く感じる
→ 水分と油分のバランスを整える処方や、「ノンコメド処方(ニキビのもとになりにくい)」の乳液が使いやすいです。
敏感肌
- スキンケアでヒリヒリしやすい
- 花粉・マスクで肌が赤くなりやすい
- できれば刺激の少ないものを使いたい
→ 無香料・無着色・アルコールフリーなど、低刺激設計の乳液を選びましょう。薬用タイプや医薬部外品も安心材料になります。
2. 夜に使いやすい使用感かどうかを見る
乳液を使う基本タイミングは「夜」です。
朝は朝用UV乳液を使うのがベストなので、ここでは“夜に使う乳液”としての使い心地をチェックしましょう。
夜用乳液を選ぶときは、次のような基準がポイントです。
- 塗ったあとに乾燥を感じにくい
- 寝ている間も肌がしっとり保たれる
- 翌朝の肌がカサついていない
乳液によっては「高保湿タイプ」「モイスチャー」「夜用」と明記されているものもあります。
使用感のレビューや公式説明を参考にすると、自分の好みに合うものが見つかりやすいです。
3. 成分を見れば“合う・合わない”が分かる
乳液に含まれる成分も、肌悩みや目的に合わせてチェックしておきたいところです。
成分名 | 働き・効果 |
セラミド | 肌のバリア機能を支える。乾燥・敏感肌向き |
アラントイン | 抗炎症成分。赤み・肌荒れケアに有効 |
グリチルリチン酸2K | ニキビ・肌荒れ予防に役立つ薬用成分 |
スクワラン | 肌をやわらかく整え、保湿力を高める |
ノンコメド処方 | ニキビができにくい設計 |
このように、自分の肌悩みに合った成分が入っているかを確認するだけでも、ミスマッチを防げます。
敏感肌なら“入っていないもの”にも注目
肌がゆらぎやすい人にとっては、「どんな成分が入っていないか」も重要です。
- アルコール(エタノール)
- 合成香料
- 合成着色料
こうした刺激成分を避けた処方(低刺激設計・フリー処方)を選ぶと、肌への負担が少なく使い続けやすくなります。
まとめ:朝はUV乳液、夜は保湿乳液
乳液はすべてが同じではなく、朝と夜で使う目的も違います。
朝は紫外線カット機能のある「朝用UV乳液」が最適。夜はしっかり保湿して肌のバリアを整えるタイプを選びましょう。
このあと紹介する3本は、いずれも「夜用保湿乳液」として使いやすく、薬局で気軽に手に入るものばかりです。
自分の肌タイプと照らし合わせながら、ぴったりの1本を選んでみてください。
1. イハダ 薬用エマルジョン|肌荒れ・赤みに悩む人の“守り乳液”
「スキンケアでヒリヒリすることがある」「マスク生活で肌が不安定」
そんな人にまず試してほしいのが、イハダ 薬用エマルジョンです。
敏感肌向けブランドとして知られる「イハダ」は、製薬会社・資生堂が展開する医薬部外品スキンケアブランド。
この乳液は、保湿しながら肌荒れを防ぐ薬用処方が最大の特長です。
肌トラブルを防ぐ抗炎症成分配合
イハダの乳液には、アラントインとグリチルリチン酸2Kという抗炎症成分が配合されています。
これらの成分は、赤み・ヒリつき・ニキビのもとになる炎症を穏やかに抑える働きがあります。
日々のスキンケアで予防的に取り入れられるため、肌荒れを繰り返しやすい人には非常に心強い設計です。
無香料・無着色・アルコールフリーの低刺激処方
肌が敏感なときこそ、成分のやさしさが求められます。
この乳液は、以下のように刺激要因となりやすい成分を避けて作られています。
- 無香料
- 無着色
- アルコール(エタノール)フリー
- 弱酸性
- ノンコメド処方(ニキビができにくい設計)
乾燥やゆらぎだけでなく、毛穴詰まりや吹き出物が気になる人にも、肌への負担が少ない設計です。
しっとり寄りの質感なのにベタつきにくい
使用感はややしっとりタイプに分類されますが、肌にのせるとスーッとなじみ、表面はサラッと仕上がります。
- 肌がつっぱりやすい乾燥肌
- 化粧水のあと物足りなさを感じる人
- バリア機能をサポートしてくれるアイテムを探している人
こういった人にとっては、保湿感と使用感のバランスがちょうどよく、毎日無理なく使える一品です。
季節の変わり目やマスク荒れ対策にも
花粉や乾燥が気になる春先、マスクでこすれて赤みが出るときなど、肌が敏感に傾いているときでも使用可能。
実際に筆者も肌荒れ期に使用したところ、しみることなくやさしくなじみ、保湿されている安心感がありました。
季節の変わり目に1本あると安心できる、いわば常備薬のようなポジションの乳液です。
この処方で1,500円前後は非常にコスパ良好
ドラッグストアで手軽に購入できるうえに、医薬部外品としてここまで処方が整っているのは非常にありがたいポイント。
特に以下のような人にとって、スタートラインとしても最適です。
- スキンケアを始めたばかりの人
- 肌がゆらぎやすく、まずは安心できる乳液を探している人
- 万能タイプではなく、肌荒れケアに絞ったアイテムを求めている人
2. キュレル 乳液|肌の内側からうるおう“バリアサポート乳液”
乾燥すると肌が赤くなる、カサつく、ヒリつく。
そんなトラブルが起こりがちな人に向いているのが、キュレルの乳液です。
花王が展開するキュレルは、「乾燥性敏感肌」へのアプローチに特化したブランド。
この乳液は、肌のバリア機能に大きく関係する“セラミド”に着目した処方で、肌の内側から保湿力を高めることを目的としています。
セラミドケアで肌本来のバリアをサポート
肌のバリア機能とは、外部刺激から肌を守り、内側の水分を逃がさない働きのこと。
そのバリア機能を担っているのが、セラミドという成分です。
キュレルの乳液は、セラミド機能成分(疑似セラミド)を配合することで、肌のバリア機能を補い、“水分を溜め込める肌”に近づけていく処方設計になっています。
「塗って一時的に潤う」ではなく、「乾きにくい肌を育てていく」というアプローチが特徴です。
インナードライ肌・季節の乾燥に強い
表面はベタつくのに、内側はカサついている「インナードライ」タイプの人は、
水分が肌にとどまらず、すぐ逃げてしまう状態になっています。
そんな人にこそ、セラミドケアを中心に据えたこの乳液は効果的です。
特に秋冬の乾燥時期や、空調によるカサつきに悩んでいる人には、強い味方になります。
やさしい使用感で、肌へのなじみがいい
テクスチャは“とろみのある液状タイプ”で、のばしやすくベタつきません。
塗った直後はしっとりしますが、時間が経つとすっとなじんで、表面がベタつかない仕上がりに。
- 肌に触れると赤くなる
- 日中も乾燥でヒリつきやすい
- クレンジングや洗顔のあとに乾燥しがち
こういった悩みを抱えている人でも、刺激を感じずに使いやすい乳液です。
肌荒れを防ぐ薬用成分入り
キュレル乳液には、肌荒れ防止成分として知られるアラントインも配合されています。
保湿に加えて、乾燥によって起こる赤みやかゆみを予防できるのもポイントです。
また、以下のような処方も特徴的です。
- 無香料・無着色
- アルコール(エタノール)フリー
- アレルギーテスト・パッチテスト済み(すべての人にアレルギーが起きないわけではありません)
肌がゆらぎやすい人でも使いやすいよう、徹底した低刺激処方がとられています。
スキンケア初心者でも安心して選べる一本
「どんな乳液を選べばいいかわからない」
「とにかく刺激が少ないものを探してる」
「乾燥対策と肌荒れ予防を一緒にしたい」
そんな人にとって、キュレルの乳液は失敗しづらく、安心して使える1本です。
肌をやさしく包みながら、じわじわとバリア力を高めてくれる感覚が特徴です。
男性にも使いやすいシンプル設計
パッケージは白基調で、香りもなくジェンダーレスな印象。
「メンズ用ではないけど、まったく違和感なく使える」
という声も多く、実際にキュレルは男性ユーザーも多いブランドのひとつです。
保湿力、安心感、使いやすさのバランスがとれており、
毎日のスキンケアに“迷わず取り入れられる乳液”を探している人におすすめです。
3. エリクシール バランシングミルク|テカリを防ぐ“整える乳液”
「乳液ってベタつきそう」「塗るとテカテカするんじゃないか」
そんな不安を持っている人にこそ試してほしいのが、エリクシールのバランシングミルクです。
エリクシールは資生堂の人気スキンケアブランドですが、その中でもバランシングラインは「皮脂と水分のバランス」に特化しています。
この乳液は、テカリやベタつきが気になる人でも快適に使えるよう設計された、バランス型の乳液です。
テカリを抑える処方で、日中の崩れ対策にも
乳液はどうしても「保湿=重い」「油分=テカる」というイメージを持たれがちですが、
この商品は、皮脂と水分のバランスを整えることでテカリを防ぐというアプローチをとっています。
肌が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されてテカリやすくなることがあります。
エリクシール バランシングミルクは、水分をしっかり補って、過剰な皮脂を抑えるように働いてくれる乳液です。
軽くなめらかな使用感で、塗ってすぐなじむ
使用感はかなり軽め。ジェルのようにスルスルとのびて、肌にぴたっと密着します。
塗った直後に肌がベタつかないため、肌に乳液をつけ慣れていない人でもストレスを感じにくい設計です。
- 乳液初心者
- ベタつきが苦手な人
- スキンケア後にすぐ寝たい人
こういった人でも使いやすく、続けやすい使用感です。
ノンコメド処方でニキビができにくい
この乳液はノンコメド処方。つまり、ニキビのもとになりにくい設計になっています。
脂性肌・混合肌の人は、保湿を怠ると逆に皮脂が増え、毛穴が詰まりやすくなる傾向があります。
バランシングミルクは油分を抑えつつ必要な潤いを与えるため、毛穴の詰まりや皮脂過多の悪循環を防ぐのに役立ちます。
朝にも使いやすいが、夜用としての活用が基本
この乳液は朝にも使用可能な処方ですが、日中の紫外線対策には「朝用UV乳液(バランシングおしろいミルク)」の方が適しています。
そのため、今回紹介しているバランシングミルクは、夜のスキンケアで保湿とバランスケアを重視する人向けとしておすすめしています。
朝は下記記事で紹介しているようなUV乳液と使い分けましょう。
香りとデザインの印象はやや上品
無香料ではなく、ほのかに上品な香りが感じられます。
香りが苦手な人には向かない場合もありますが、化粧品らしい香りが好きな人には心地よく感じるバランスです。
容器は洗練されたデザインで、一見して“女性向け”にも見えますが、実際には男性ユーザーも増えてきています。
内容重視でスキンケアを選びたい人にとっては、見た目よりも効果と使いやすさのバランスが魅力になるはずです。
価格はやや高め。でも“納得のクオリティ”
ドラッグストアでも買えるとはいえ、価格は3,000円前後とやや高め。
ただし、テカリ・ベタつき・ニキビ・肌荒れ…といった、複数の悩みに対応できる設計を考えると、1本でまかなえる価値は十分にあります。
「安い乳液だとテカってしまう」「スキンケアで逆に肌が荒れる」
そんな経験がある人ほど、使ってみて納得できるはずです。
肌悩み別に選ぶならコレ
ここまで紹介した3つの乳液は、それぞれ特徴や強みが異なります。
「どれを選べばいいかわからない」という人は、自分の肌悩みに合わせて選ぶのが失敗しにくい方法です。
肌荒れしやすい・赤みが出るタイプなら「イハダ」
季節の変わり目やマスクのこすれ、花粉などで肌が荒れやすい人には、イハダ 薬用エマルジョンがぴったりです。
抗炎症成分が肌を守り、無香料・アルコールフリーで刺激を抑えた処方。
特に、「どれを使ってもヒリつく」「何を塗っても赤くなる」と悩んでいる人にとって、頼れる“守り乳液”です。
カサつき・乾燥・インナードライなら「キュレル」
乾燥肌・インナードライ肌には、キュレル 乳液が心強い味方になります。
セラミドケアを通してバリア機能をサポートし、水分をしっかりとどめてくれる設計。
乾燥が原因で赤みが出たり、肌がごわついたりする人には特に効果的です。
「肌に優しくて、しっかり潤うものを使いたい」という人におすすめです。
テカリ・ベタつきが気になるなら「エリクシール」
皮脂が多く、Tゾーンや小鼻周りのテカリが目立ちやすい人には、エリクシール バランシングミルクが合っています。
水分と皮脂のバランスを整える処方で、肌の油分をコントロール。
軽い使用感でストレスがなく、毛穴詰まりやテカリを防ぎながら保湿できます。
「乳液を使うと余計にベタつく気がする」という人は、まずこの1本から試してみてください。
どれを選ぶかは“今の肌状態”で決める
肌は季節や体調によっても変化します。
乾燥している時期にはキュレル、肌荒れが気になるときはイハダ、ベタつきやすい夏にはエリクシール、というふうに、肌の状態に合わせて使い分けるのも効果的です。
今の自分の肌と向き合って、一番合う1本を選んでみてください。
まとめ|清潔感は夜の乳液ケアから始まる
肌が荒れている、テカリが気になる、乾燥して粉をふいている。
これらはすべて、清潔感を下げてしまう要因です。そしてその多くは、日々のスキンケア、とくに保湿の不足が原因になっています。
乳液は、化粧水で与えた水分を逃がさないようにするためのフタのような役割。
夜のスキンケアに乳液をしっかり取り入れることで、肌のバリア機能が整い、翌朝の肌状態が大きく変わります。
今回紹介した3本は、どれも薬局で手軽に手に入り、使い心地や成分バランスにも優れたアイテムです。
- 肌荒れを繰り返しやすい人には「イハダ 薬用エマルジョン」
- 乾燥や赤みに悩んでいる人には「キュレル 乳液」
- テカリや皮脂が気になる人には「エリクシール バランシングミルク」
まずは、今の自分の肌悩みに合わせた1本から試してみてください。
乳液ひとつで、肌印象も清潔感も、しっかりと変わっていきます。