印象改善・パーソナルケア

ICL手術を受けたら、人生が変わった話

朝起きてまずメガネを探す。

外出前にコンタクトをつけて、夜にはまたメガネに戻す。

そんな毎日を、当たり前のように過ごしていました。

「視力が悪いのは仕方ない」

「裸眼で見える人がうらやましい」

そう思いながらも、ずっとメガネやコンタクトに頼って生きてきたんです。

でもあるとき、ふと考えました。

“この先の人生、ずっとこのままなのかな?”

そんなときに知ったのが「ICL(眼内コンタクトレンズ)」という視力矯正手術でした。

レーシックとは違い、角膜を削らずに目の中に小さなレンズを入れる方法です。

決して安い手術ではありませんし、目の手術というだけで不安もありました。

それでも思い切って受けてみた結果、今の自分ははっきりと言えます。

「もっと早くやればよかった」って。

この記事では、視力に悩んでいた僕がなぜICLを選んだのか、

手術までの流れや費用、術後の生活、そして裸眼で生きる快適さについて、

できるだけわかりやすく、正直にお伝えしていきます。

視力のことで日々の生活が少しでも不便に感じている方へ、

なにかのきっかけになれば嬉しいです。

この記事でわかること

1. 小さい頃から“目が悪い人生”だった

私の場合、小学生の頃からすでに視力が悪くなっていて、

黒板の文字が見えにくいのが最初のきっかけでした。

しかも、ただの近視ではなく強い乱視が入っていたので、

遠くの文字や標識が二重に見えたり、にじんで見えたりといった見え方が日常的でした。

3メートルほど離れた人の顔が、ぼやけて判別できないこともあったくらいです。

中学生の頃まではずっとメガネを使っていましたが、

高校生になってからは見た目のことも気になり、ソフトコンタクトに切り替えました。

ただ、コンタクトも決して快適ではありません。

夕方になると目が乾燥してゴロゴロしますし、

疲れて帰ってきても「外してからじゃないと寝られない」のが地味に面倒でした。

それでも当時は、

「視力が悪いって、そういうものだ」

「仕方ないからこのまま生きていくしかない」

そう思っていたんです。

2. メガネとコンタクトに感じてたリアルな不便

視力が悪いことに慣れてしまっていたとはいえ、

メガネやコンタクトに対して感じていた不便さは、毎日のように積み重なっていました。

たとえばメガネ。

横になってスマホを見ようとすると、フレームがこめかみに当たって痛い。

寝落ちしてしまうと、翌朝メガネがどこにあるか分からなくなる。

そんなことが何度もありました。

災害のニュースを見るたびに、ふと思うんです。

「もし夜中に地震が起きて、メガネが見つからなかったらどうする?」

裸眼じゃほとんど何も見えない状態で、避難なんてできるのか?

大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらい視力の悪さって“命に関わる”不安にもつながります。

一方で、コンタクトも決して楽ではありません。

朝は必ずつけてから出かけなければならないし、

夕方になると乾燥して目がゴロゴロしてくるのが毎日のことでした。

それに、どんなに疲れていても、

帰宅後に外すまで何もできないのが地味にストレス。

目に異物を入れているという感覚も、完全には拭いきれません。

日常の小さなストレスではあるけれど、

この繰り返しが少しずつ「なんとかしたい」という思いにつながっていきました。

「ずっとこのままなのかな」

「本当に、この生活しか選べないのかな」

そう思い始めた頃に出会ったのが、**ICL(眼内コンタクトレンズ)**という選択肢でした。

3. 災害と老後の不安がICLを後押しした

視力の悪さに日々の不便さを感じながらも、

それでもどこかで「我慢すれば済む話」と思っていた部分もありました。

でも、そんな僕の背中を押したのは、“もしもの時”に対する不安でした。

日本に住んでいる以上、地震や災害はいつ起こるか分かりません。

夜中に大きな地震が来たとき、メガネが見つからなかったら?

停電で真っ暗な中、コンタクトも入れられない状態だったら?

「視力が悪い」というだけで、命に関わるリスクがあると感じてしまったんです。

そしてもうひとつ、不安だったのが老後のこと。

レーシックなどの視力矯正手術は、老眼が始まるとメリットが薄れる場合もあると聞きました。

それなら、まだ若いうちに手術しておいた方が、

回復も早くて、手術の効果も長く続くんじゃないかと思うようになったんです。

さらに、長い目で見たときのコストの問題もありました。

コンタクト代やメガネ代、ケア用品代……

このまま10年、20年と使い続けていけば、トータルでかかる費用もかなりの額になります。

だったら一度の出費にはなるけれど、一生モノの視力を手に入れる方がむしろ安上がりかもしれない。

そんなふうに考えるようになって、

ICLという選択肢に、だんだんと気持ちが傾いていきました。

4. なぜレーシックではなくICLだったのか

視力矯正の手術と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは「レーシック」かもしれません。

実際、僕も最初はレーシックについて調べました。

でも、調べていくうちに見えてきたのは、レーシックにはどうしても不安要素があったということです。

レーシックは、角膜をレーザーで削って視力を矯正する手術です。

ただ、一度削った角膜は元に戻せないため、

「もし合わなかったらどうしよう」という不安がずっと頭から離れませんでした。

さらに、ドライアイの悪化や夜間の光のにじみ(ハロー・グレア)といった後遺症のリスクもあることを知り、

自分には向いていないかもしれないと思い始めました。

そんな中で見つけたのが、「ICL(Implantable Collamer Lens)」という手術方法でした。

ICLは、目の中にレンズを入れる手術です。

角膜を削らないため、もし合わなかったりトラブルがあった場合はレンズを取り出せるという大きな安心感があります。

また、ICLには乱視矯正用のレンズもあり、

僕のように乱視が強い人にとっては、レーシック以上に適した選択肢だと感じました。

決め手になったのは、

ICL手術ができる中でも特に信頼できる「ICLエキスパートドクター」が在籍しているクリニックを見つけたことです。

日本全国でも10人ほどしかいない認定医の一人がいると知り、

その先生のもとで手術を受けられるなら、と思って最終的に決断しました。

もちろん費用は安くはありません。

僕の場合は乱視用のレンズで約70万円かかりました。

でも、それでも「目を削らない」という安心感と、

一生に一度で済むことを考えると、高すぎる投資ではないと思えたんです。

5. 手術前の検査〜レンズ発注の流れ

ICLを受けると決めてから、まず最初に行うのが適応検査です。

これは、「自分の目がICLに向いているかどうか」を判断するためのもので、

手術の可否を決めるとても大事なステップになります。

僕が受けたクリニックでは、最初に予約を取ってから、

当日は視力検査、角膜の厚み、眼圧、眼底の状態などを含めたかなり多くの項目を検査しました。

検査自体は1時間半ほど。

診察後に医師と面談があり、手術が可能かどうかの最終判断をしてもらえます。

この段階で「角膜が薄い」「目の形状が合わない」など、

条件によってはICLを受けられないケースもあるそうです。

だからこそ、この検査で“OK”が出たときは本当にホッとしました。

手術が決まると、次は自分専用のレンズを発注する手続きに進みます。

ICLのレンズはオーダーメイドなので、

検査で測定したデータをもとに、その人の目に合ったレンズを海外から取り寄せる形になります。

僕の場合、レンズの到着までに約4週間ほどかかりました。

その間にもう一度クリニックを訪れ、手術当日の流れや注意事項について詳しく説明を受けました。

手術前日からはコンタクトレンズの使用も禁止になります。

特にソフトコンタクトは角膜の形に影響が出るため、

最低でも1日前からは裸眼で過ごすように指示されました。

普段から裸眼で過ごすことがなかった僕にとって、

この“前日の裸眼生活”だけでも結構不安だったのを覚えています。

6. 術前の過ごし方(コンタクトNG、目薬の準備)

手術の数日前になると、クリニックからいくつかの指示がありました。

まずひとつ目は、コンタクトレンズの使用禁止です。

僕はソフトコンタクトを使っていたのですが、

目の表面に微細な傷がついたり、角膜の形状が変化したりすることがあるため、

手術前日は必ず裸眼で過ごすようにと言われました。

視力がかなり悪かった僕にとって、この“前日の裸眼生活”はなかなかハードでした。

普段からコンタクトやメガネに頼っていた分、急に何もつけずに生活するのは正直不安で、

少し歩いただけでも「誰とすれ違ったのか分からない」「スマホの文字が読めない」といった不便を感じました。

そして、手術当日の朝からは目薬を何度も差す必要があることも、あらかじめ説明されていました。

僕が渡されたのは、

・瞳孔を開かせる目薬

・目の消毒をする目薬

の2種類。

手術の3時間前から、決まった時間に何度も差すよう指示があり、

出発前からスケジュール通りに目薬を打ち続けました。

この目薬、想像以上に影響が大きくて驚きました。

瞳孔が開いてくると、どんどん近くのものが見えづらくなってくるんです。

朝、スマホで道順を確認しようと思っても画面がぼやけてしまい、

外は曇り空だったのに、まぶしくてまともに目を開けて歩けない。

サングラスをかけていても目を細めて、ほとんど下を向きながら歩いていました。

「いよいよ目の手術を受けるんだな」と、

そのときようやく現実味が増してきたのを覚えています。

7. 手術当日の流れとリアルな感覚

クリニックに到着したのは、手術の約1時間前でした。

受付を済ませたあと、すぐに手術着に着替えて、看護師さんから改めて当日の流れについて説明を受けます。

この時点で、すでに目薬の影響で視界はかなりぼやけていて、

近くの文字は読めないし、照明もとてもまぶしく感じていました。

待機中も定期的に目薬を差しながら、

いよいよ「これから目の中にレンズを入れるんだ」と思うと、緊張が高まっていきます。

■ 手術室に入ってから

順番がきて名前を呼ばれると、そのまま手術室へ。

中は歯医者さんのようなチェアがあり、そこに座ってそのまま横になりました。

まずは目の周りをしっかり消毒して、

顔に布をかぶせられます(片目だけ穴が空いたシート)。

そして、まぶたが閉じないように**開瞼器(まぶたを開く器具)**が装着されます。

正直、この時点で多少の怖さはありました。

ただ、局所麻酔をしてくれるので、痛みは一切ありません。

目に入ってくる液体も、乾燥を防ぐためのものなので違和感も少なく、安心して身を任せることができました。

■ 手術中に感じたこと

手術は片目ずつ行われます。

麻酔が効いているため痛みはないのですが、**レンズを挿入する際に“押されてるような感覚”**はありました。

また、ずっと上から光が当たっている状態なので、

その光がかなりまぶしいというのが一番つらかったポイントです。

ただ、その間も医師や看護師の方がずっと話しかけてくれていて、

「もうすぐですよ」「今は○○していますね」と、

進行状況を細かく伝えてくれるので、安心感はとても大きかったです。

僕の場合は乱視用レンズだったので、

挿入したあとにレンズの角度を細かく調整して固定する工程がありました。

このあたりもすべてスムーズに進み、

左右どちらの目も含めて、手術全体で10分もかからなかったと思います。

■ 手術直後の見え方

手術後すぐに起き上がってみると、

視界が少しぼやけている感覚はあるものの、

「え、もうこんなに見えるの?」という驚きがありました。

しっかりした視界が戻ってくるまでは時間がかかると聞いていたので、

手術直後にここまで見えるとは思っていなかったんです。

その後は、別室で30分ほど休憩してから、看護師さんから注意事項の説明を受け、

目薬や清拭シートを受け取ってそのまま帰宅、という流れでした。

8. 術後の眩しさ・生活制限・ケアのリアル

手術が終わってクリニックを出たとき、

まず感じたのは「とにかくまぶしい」ということでした。

手術前に差した瞳孔を開く目薬の影響がまだ続いていて、

曇り空なのにまぶしくてまぶしくて、サングラスをかけていても下を向いて歩くレベル。

視界はぼやけつつも見えてはいたけど、

いつもと全然違う世界にいるような感覚で、慣れるまで少し時間がかかりました。

■ 帰宅後のケア

クリニックからは、

・手術後の点眼薬(2種類)

・目元を清潔に保つウェットティッシュのようなシート

・まぶしさ対策のサングラス

などを渡され、術後のケアについて細かく説明を受けました。

点眼薬は抗菌・消炎などの目的で、決まった時間に1日数回しっかり差す必要があります。

僕の場合、目薬の期間は約2週間。最初の3〜4日間は特に頻度が多かったです。

また、術後は洗顔・洗髪・入浴なども制限があります。

■ 洗顔・洗髪の制限

手術から3日間は、顔を水で濡らしてはいけないというルールがありました。

まだ目に入れたレンズが定着しておらず、

傷口が完全にふさがっていない状態なので、雑菌などが入らないように注意が必要なんです。

僕が通っていたクリニックでは、手術翌日の検診の前に

提携している美容院で洗髪してもらえるサービスが用意されていて、

「清潔に保ちたいけど洗えない…」という不安が一気に解消されて、本当にありがたかったです。

■ 運動・飲酒・外出も制限

術後は、激しい運動・飲酒・長時間の外出も控えるようにと言われました。

特に運動は、目に負担がかかる可能性があるため、1ヶ月ほど禁止。

僕もこの期間は筋トレを完全にストップして、なるべく静かに過ごすように心がけました。

■ 経過観察もこまめに

ICLは“入れて終わり”の手術ではなく、術後の経過観察がとても大切です。

僕の場合は、以下のスケジュールで検診がありました:

  • 術後翌日
  • 術後3日後
  • 術後1週間後
  • 術後1ヶ月後
  • 術後3ヶ月後
  • 術後半年後

特に最初の1週間は、レンズの位置や傷の治り具合などを重点的にチェックされます。

このあたりのフォローが丁寧だったことも、クリニック選びの正解だったと感じています。

9. 翌朝、世界が“クリア”に変わった瞬間

ICL手術を受けた翌朝。

この日のことは、一生忘れられないと思います。

いつもなら、目が覚めてもまずやることは「メガネを探すこと」でした。

視界はぼんやりしていて、ベッドサイドの時計も、部屋の中の景色も、何ひとつはっきりとは見えなかった。

でも、この日は違いました。

起きた瞬間、部屋の中が“くっきり”と見えたんです。

時計の数字も読めるし、カーテン越しの光や天井の模様まではっきり見える。

思わず「うわ…」と声が出てしまったほどの感動でした。

メガネもコンタクトもつけていないのに、

こんなに見えることってあるんだと、何度も目をこすりそうになったほどです。

(もちろん術後なので、こすっちゃダメなんですが…笑)

■ まるで“目が良かった頃の自分”に戻ったような感覚

裸眼でここまで見えるのは何年ぶりだろう…と考えてみても、

そもそも小学生の頃から視力が悪かったので、ほぼ初体験に近い感覚でした。

家の中だけでなく、外に出たときも感動の連続です。

  • 離れた看板の文字が読める
  • 電車の時刻表が裸眼で見える
  • 通りすがりの人の表情までくっきりわかる

まるで視界にフィルターがかかっていたのが外れたような、

新しい世界に来たような気持ちになりました。

これまで「見えないのが当たり前」だった日常が、

こんなにもストレスだったんだと気づかされた瞬間でもあります。

■ “感動”だけで終わらない、生活の変化

感動は最初の1日だけじゃありません。

  • 朝の支度が時短になった
  • メガネを忘れる不安がゼロになった
  • コンタクトの乾燥やゴロつきから解放された
  • ケア用品を持ち歩く必要がなくなった

こうした変化が日常の快適さを何倍にもしてくれるんです。

“見えることが当たり前”になっていた人が、

どれだけ恵まれていたか。

ICLをして、それをようやく実感できるようになりました。

10. 裸眼での生活が当たり前になるまで

ICL手術を受けた直後は、

「こんなに見えるんだ…!」という驚きと感動でいっぱいでしたが、

数日経つと、その“見える状態”がどんどん自分の中に馴染んでいきました。

気づけば、朝起きてもメガネを探さないことが“当たり前”になり、

外出するときに「コンタクトつけなきゃ」と思うことも一切なくなりました。

■ 不便さが“ゼロ”になる暮らし

これまで、無意識のうちにたくさんの手間を抱えていたんだと、

裸眼で生活するようになって初めて実感しました。

  • 外泊時のコンタクトの持参
  • メガネの置き忘れ
  • 目がゴロゴロしてメイクがうまくいかない
  • 急な外出で「裸眼じゃ無理」と感じるストレス

そうした細かい不便が全部なくなり、

本当に「目に関する悩みがゼロ」の状態になりました。

■ 手術から数週間、視界はどんどん安定

手術から1週間、2週間…と時間が経つにつれ、

目の状態もさらに安定していきました。

最初の数日はまぶしさを感じやすかったり、

少し見え方に“揺れ”があるような時もありましたが、

1ヶ月経つ頃には、視界のブレもほとんど感じなくなりました。

術後の検診でも「レンズの位置も安定していますね」と言ってもらえ、

その言葉にとても安心したのを覚えています。

■ いつしか“ICLをしたこと”を忘れるように

不思議なもので、生活の中で不便がなくなると、

いつの間にか「ICLを受けたこと」自体を意識しなくなるんです。

朝起きても、夜寝る前も、何の違和感もなく裸眼で生活していて、

「そういえば昔はメガネかけてたな」と思い出すようになった頃、

心の中でもICLが完全に“自分の一部”になっていたんだと感じました。

11. ICLで変わった自分の心と生活

ICLを受けて視力が良くなったことで、

当然ながら日常生活は劇的に快適になりました。

でも、それ以上に大きかったのは、気持ちの変化でした。

■ 自信がついた

コンタクトやメガネを外したとき、

「自分の顔ってこんなだったんだ」と思う瞬間ってありませんか?

ICL後は、どんなときでも裸眼でいられるからこそ、

“素の自分”の見え方に自信が持てるようになりました。

外見が変わったわけじゃないのに、

「見える」というだけで気持ちが前向きになったのは、自分でも意外でした。

■ 余計な不安がなくなった

以前は、旅行や外泊をするときに

「コンタクトを忘れていないか」「洗浄液は足りるか」といった不安が常にありました。

特に目が乾燥する日は、出先で予備のレンズがないと落ち着かない…なんてことも。

でも、ICLにしてからはその手間が完全になくなりました。

朝も夜も、何も気にせずそのまま過ごせるというだけで、心の余裕が全然違うんです。

■ 人との距離感が変わった

コンタクトやメガネって、

ある意味で“距離をつくる道具”だったのかもしれません。

「外したら見えない」

「急に話しかけられても顔が分からない」

「レンズがずれて焦る」

——こういった小さなストレスがなくなったことで、

人との関わりにも自然と余裕が出てきたように感じます。

顔がくっきり見えるというだけで、

会話もしやすくなるし、相手の反応にも気づける。

それだけで、コミュニケーションに自信が持てるようになりました。

■ “視力の悩みがない人生”の快適さ

何よりも大きいのは、

「視力のことで悩まなくていい」毎日が、これからずっと続くという安心感です。

  • レンズ代がかからない
  • 朝の準備が早くなる
  • 外での目の乾燥が気にならない
  • 災害時でも焦らない
  • 老後を見据えて、早めに手を打てた満足感

どれも地味かもしれませんが、積み重ねると本当に大きな違いになります。

12. 実際にかかった費用とコスパの考え方

ICLは「高額な手術」と言われることが多いですが、

正直に言うと、それは事実です。

僕の場合、強い乱視があったため乱視用のレンズを選び、

手術費用として支払った金額はおよそ70万円でした。

安いとは言えない金額です。

でも、実際に手術を終えた今では、高い買い物だったとは思っていません。

■ 長期的に見たら“むしろ安い”理由

ICLは、レーシックと違ってレンズを目に入れるだけの手術なので、

基本的には半永久的に視力を維持できるとされています。

一方、コンタクトレンズやメガネを使い続けた場合のコストを考えてみると…

  • ソフトコンタクト(1day):1ヶ月約6,000〜8,000円
  • ケア用品や予備のメガネ代を含めると、年間約10万円以上
  • 10年で100万円、20年なら200万円…

こうして考えると、ICLの70万円は“将来の節約”でもあるんです。

■ 視力に対する“自己投資”という考え方

僕にとってICLは、単なる医療行為ではなく

「快適な毎日を買うための自己投資」でした。

  • 時間の節約(朝の準備・目薬・ケアの手間)
  • 精神的な余裕(忘れ物の不安・災害時の備え)
  • 印象の変化(裸眼で人と向き合える自信)

お金で“視力”を買うことに、最初は抵抗がありましたが、

終わってみると、「あのとき決断して本当によかった」と心から思えます。

■ 保険適用外であることへの納得感

ICLは自由診療なので、健康保険は使えません。

高額医療費控除の対象になる可能性はあるものの、基本的に全額自己負担です。

それでも、術前〜術後のサポートや、

オーダーメイドで作られる高品質なレンズ、

丁寧なアフターケアを考えると、価格に見合ったサービスだと感じました。

13. デメリット・注意点も正直に書いておく

ここまで読んで「ICL、めちゃくちゃ良さそう」と感じた方もいるかもしれません。

実際、僕自身は本当にやってよかったと思っていますし、満足度も非常に高いです。

でもだからこそ、**「よいところだけじゃない」**という点も、しっかりお伝えしたいと思います。

■ ① 費用が高い(特に乱視用レンズ)

まず最初に挙げられるのが費用面です。

僕の場合は約70万円かかりましたが、これはあくまで一例で、

クリニックやレンズの種類によっては80万円以上かかるケースもあります。

また、ICLは自由診療のため保険適用外。

分割払いに対応しているクリニックもありますが、一括での支払いが必要な場合もあります。

■ ② 手術前後に生活制限がある

ICLは「日帰り手術」ですが、だからといって気軽なものではありません。

以下のような制限や準備が必要です。

  • 手術前日はコンタクト禁止(裸眼で過ごす必要あり)
  • 手術当日は目薬を繰り返し差す必要がある
  • 術後3日間は洗顔・洗髪禁止
  • 1ヶ月程度は運動・飲酒も制限
  • 定期的な術後検診が必要

特に、スポーツやジム通いをしている方にとっては1ヶ月の制限はネックかもしれません。

■ ③ 合併症のリスクはゼロではない

手術である以上、合併症やトラブルのリスクもゼロではありません。

  • レンズがずれて見え方に違和感が出る
  • 光がにじんで見える「ハロー・グレア」現象が起こる
  • レンズと虹彩の距離が近すぎて眼圧に影響が出る

ただし、これらの多くは術前の精密検査や術後の定期検診によって未然に防げるものです。

信頼できるクリニック・医師選びが、非常に重要になってくる部分でもあります。

■ ④ 老眼になったときの対応はまた別

ICLで近視・乱視を矯正したからといって、老眼にならないわけではありません。

40〜50代になれば誰でも水晶体が硬くなり、老眼の症状が出てきます。

このときにはまた別の対策が必要になりますが、

若いうちにICLを受けておけば、その時期まで裸眼で快適に過ごせる期間が長くなるという意味で、

早めの判断はやはりおすすめできます。

14. ICLが向いている人/向かない人

ICLはたしかに素晴らしい選択肢ですが、

万人にとって“正解”とは限りません。

ここでは、実際に経験してみた立場から、

「どんな人にICLが合うのか」

「逆に慎重に考えた方がいいのはどんな人か」

を、できるだけフラットに整理してみました。

■ ICLが向いている人

・視力が極端に悪く、乱視もある

強度近視や乱視がある人にとっては、レーシックよりもICLの方が適しているケースが多いです。

角膜が薄い人でも受けられる可能性があるのも利点です。

・コンタクトやメガネに強いストレスを感じている

乾燥やゴロつき、ケアの手間などに悩まされている方にとって、

ICLによる“裸眼生活”は非常に快適です。

・日常の利便性を重視する人

旅行や外泊の際の荷物が減ったり、準備時間が短縮されたりと、

日々の生活全体がシンプルになる感覚があります。

・費用面で自己投資と考えられる人

金額だけを見ると高額ですが、

「一生の快適さ」を買うつもりでいれば、費用以上の価値を実感できると思います。

■ ICLが向いていないかもしれない人

・老眼がすでに始まっている世代

40代後半以降で老眼が始まっている場合、

ICLのメリットはやや限定的になります。

※ただし遠近両用のICLも一部存在します。

・軽度の視力矯正で済んでいる人

日常生活に支障がない程度の視力であれば、

無理に手術を選ぶ必要はないかもしれません。

ICLはあくまで“強度近視や乱視の人向け”という印象です。

・費用面で迷いが強い人

ICLは自由診療なので、健康保険が効きません。

価格がネックになっている場合は、まずはレーシックやオルソケラトロジーなど、他の選択肢を比較検討してみるのもありです。

ICLは、たしかに人生を大きく変えてくれる選択肢です。

でも、それが“自分に本当に必要かどうか”を見極めることも大切だと思います。

15. 僕がICLを全力でおすすめしたい理由

ICL手術を受けてから、まだ何年も経ったわけではありません。

それでも、日々の暮らしの中で

「この選択は、間違っていなかった」と思う瞬間が何度もあります。

朝起きて、メガネを探さなくていい。

コンタクトの乾燥に悩まなくていい。

災害の備えとしても、視界に不安がないというだけで気持ちが楽になる。

“見えること”のありがたさを、毎日実感しています。

■ 高額だけど、“一生使える自由”を買えた

正直、費用のことを考えて悩んだ時間は長かったです。

「70万円も払う価値があるのか」

「本当に安全なのか」

でも、あのとき思い切って一歩踏み出した自分に、

今では心から感謝しています。

ICLをしてからは、視力にまつわるストレスがすべてなくなった。

それだけで、毎日の生活が軽くなった気がします。

■ 若いうちの判断が、人生を長く快適にする

ICLは、できるだけ早いタイミングでやってよかったと思っています。

視力が良い状態のまま何十年も過ごせるなら、

コンタクトやメガネにかかるコストや時間もカットできるし、

何より、老眼が始まる前に裸眼生活を楽しめる時間が長くなる。

だからこそ、もしこの記事を読んでいる方が

「まだ若いけど、目が悪くて悩んでいる」

そんな状況なら、ぜひ一度ICLという選択肢を検討してみてほしいです。

■ 決して安くない選択。だからこそ“真剣に考える価値がある”

ICLは、手軽な治療ではありません。

費用も、手術への不安も、生活の変化も、すべてが大きいです。

でもそれは、**本気で“自分の人生を変えたい人のための選択肢”**だからだと思います。

見えることが当たり前になると、

今まで感じていた小さなストレスが、いかに大きかったかに気づきます。

僕は、視力の悪さを「仕方ない」と思って生きてきました。

でも今では、「変えられるものだったんだ」と、はっきり思えます。

裸眼で見える毎日が、こんなにも自由で快適だったなんて。

それに気づかせてくれたICLに、心から感謝しています。

【補足】もっと詳しく聞きたい方へ

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